2017年5月20日(土)
京都市交響楽団:第612回定期演奏会
@京都コンサートホール・大ホール
5月20日(土)⇒ブルックナー5番/京響
5月21日(日)⇒ブルックナー9番/大フィル
と、この週末は二日連続ブルックナーとなりました。
全ての楽器の音を無駄無く鳴らして、精密に構成されて完璧故に重厚さと神聖さを感じさせるブルックナー。
それ故に、お馬鹿な私は何やってもびくともしない堅牢なデーンッ!!とした建造物に挑みかかるような気分になって、精神力を吸い取られて疲れてしまう作曲家でもあります(汗)
ブルックナー好きの人は非常に多いので、皆様タフで賢いんだなぁ〜って本当に尊敬しますm(_ _)m
そのブルックナーを2日連続...
耐えれるかな??
と、正直不安でした。
京響はパンフレットとチラシのデザインが統一性持たせてるので一緒に撮影しました。
↓↓オマケでInstagram用にこの画像を加工したので貼っておきます(ーー;)
指揮者は高関さん。
楽譜をすっごく研究されててその結果を基に曲の本来の姿にする為に楽譜を修正したりする方です。
聴いててすっごく分かりやすい音の作り方をされてるので、教え方の上手な学校の先生の授業を聴いている気分になります。
プレトークでは、ブルックナーといえば書き直しが多い為に一つの曲で色々な楽譜が有るけど、この曲は比較的少ない事。
東京でも週末はブル5やっててこの曲が盛り上がってる事。
そして!!やはりこれから演奏するブル5は楽譜を若干修正してる事。
研究の結果、このホールで響きがベストの配置にしたとか、指揮者なんだけど学者さんのお話のようでした。
開演前は管楽器の団員さんが響きを確認する為にチラホラと出て来ました。
オケによって開演前に舞台に出て音出しする所(大フィルが1番出てる率高いかな?管楽器奏者が、真剣だけど和気あいあいと確認しながら状態)や誰も出ない所とか有るのだけど、この数ヶ月このオケを見てたら割合団員の方は舞台に出てるなぁ〜って感じます。
...当たり前なんだけど、皆さん黙々とさらってます。
大フィルの何時も見てる光景とは又違った感じ。
うえたんさんは、大フィルでは舞台に出てさらわない人だったので京響に来て最近舞台に早めに出てさらうから実は驚いたのですよねぇ...
今回は、弦の人の少し前に入場。
両手を前に組んでフルートを持って全体を見ながらゆっくりと歩いて着席。
最近は崖っぷちの雰囲気が漂ってたのに、うえたんさん独特のフワァ〜って癒し系の雰囲気が全身から漂ってたものだから...
激萌してたし(ーー;)
「今日は絶対に良い演奏をする!!」
と、演奏前から確信してました。
実際に演奏始まると、ブルックナーって全部の楽器&人(個人の目立つソロは少ないように感じる)を均一に鳴らした調和で曲を構築していくように感じるのですが、そうなると私のように無意識領域で好きな音を集中的に拾う偏った耳の持ち主は必然的に...
うえたんさんのフルートの音がバンバン耳に入る状態
に、なっちゃうのよねllili○l ̄L
この演奏会で、自分の耳の偏りの酷さを再認識したわぁ...
そんな訳で、マトモな感想は書くのが不可能(´;ω;`)ウッ…
前の隅っこ席なので、個性的なチンピラチックなコンマスさん&隣の王子に遮られて姿が見えず音しか聴こえなかったから余計音が入ったかも知れないです。
王子だったからお素敵で目の保養にはなったけど(汗)
それにしても、久し振りにお姿見たら、頬がほっそりとされたような気がしたので少し気になったけど...気のせいかな?
うえたんさんは、京響に移籍されてから今まで応援モードで鑑賞してたのに今回は安心したから激萌モードで鑑賞して超幸せでした(*´ェ`*)ポッ
こんな気分で鑑賞したのは久し振りだったです。
京響の音と馴染んできてる気がしたなぁ
ブルックナーなので、少し構えてしまって鑑賞開始したけど高関さんの指揮はコンバスが後方中央の横並びのヴァイオリンが対向配置の効果か構造的で立体的に感じました。
普段はブルックナーを聴くと金管がバリバリとした印象を受けるのだけど適度な感じがして、曲の全体像が掴めて落ち着いて鑑賞出来ました。
お陰でマッタリと萌モード全開になってしまったけど(ーー;)
見通しの良い、素敵な演奏でした。
京響は音が綺麗なぁ〜って改めて感じたです。
そういえば、クラのベルアップが何故か印象に残ったわぁ
高関さんの指揮を聴いてると、フムフムって思いながら鑑賞してしまうのだけど、今回もヤッパリそういう状態になりました。
お馬鹿な私には、分かりやすくて有り難いなぁって何時も思います。
頭スッキリで変な体力の消耗も無くて翌日のブルックナー9番の鑑賞に挑む事が出来ましたヽ(=´▽`=)ノ
◆京響のBlog◆
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◆プログラム◆
[指揮]
高関 健(常任首席客演指揮者)
[曲目]
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)
******************
この京響で演奏されたブルックナー5番。
1月21日の大フィルの「大ブルックナー展」でも聴いた曲でした。
感想は↓↓↓
同じ曲なのに大フィルのブルックナー5番は後半から盛り上がりテンションがうぉぉぉーー!!!!って上がる熱い演奏で同じ曲なのに印象は真逆だったわぁ〜
オケと指揮者とで曲はここまで変わるのかと改めて感じました。
この記事を書いた時は勿論知らなかったけど、コレが大フィルでのうえたんさんの演奏を聴いた最後となりました。
演奏中にうえたんさんや仲良しの大島さんがすっごい気合い入ってて、演奏終わって二人がガッチリ握手してて「様子がおかしいなぁ」と、感じてたけどまさかの移籍でした。
あの時の演奏と完全燃焼で二人が握手した姿が今でも記憶に鮮明に残ってます。
素敵なシーンだったなぁ(*˘︶˘*).。.:*♡
だから、京響で数ヶ月後に同じブルックナー5番は複雑な気持ちだったけど全然違って、曲の別の面も見えて「同じ曲」だけど「違う曲」だったので良かったかなぁと、思いました
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