香港、華麗なるオフィス・ライフ

2016年10月15日(土)
「香港、華麗なるオフィス・ライフ
(原題:華麗上班族)」

@シネマート心斎橋

監督は私の大好きな「エグザイル/絆」「ザ・ミッション 非常の掟」「エレクション」「PTU」などの香港のジョニー・トー監督。
(個人的にこれらの作品はオススメです)

そして!!!!

出演者に「男たちの挽歌」「狼/男たちの挽歌最終章」「友は風の彼方に」「ゴッド・ギャンブラー」「誰かがあなたを愛してる」など私にとっては青春の特別な思い出の俳優

チョウ・ユンファ出演(∩´∀`)∩ワーイ


昔、ユンファ主演の香港ノワール映画全盛期にレンタルビデオ屋に通って彼の出演作品を片っ端から観た懐かしい思い出が有ります。
特に、「狼/男たちの挽歌最終章」は何回も観てボロボロ泣いたですㅠㅠ

去年位に西遊記の時代劇で天帝の役を超久し振りに観たけど...
アメリカ行って、帰ってきて?から大御所状態で姿を余り観ないのよね...

時代劇だったので、ユンファは現代モノが観たい!!
という想いが(´;ω;`)ウッ…

昨年、映画祭でこの作品が上映された時から観たくて公開を待ってた作品でした(∩´∀`)∩ワーイ

しかし、劇場の扱いが悪く1週間限定の昼間1回上映なので休日しか可能でなく、日曜日は大フィル行くので、この日しか無くて気合い入れて見に行きました。

監督のトーさんが本領発揮するのは、斬新なカメラワークを駆使した男だけの世界を描いたノワールモノっていうか、人間誰もが持つの心の弱さから生じる「悪」の行為が題材の作品だと思ってます。
「私がこんな立場になったら同じ事をしてしまうなぁ」って変に共感するのですよね。

しかし、トーさんは作品の振り幅が大きな人なので色々挑戦したくてコメディや多彩なジャンルの作品も撮影してます。
これは企業という舞台でのミュージカルコメディでした(*´ω`*)

歌のシーンが多い悪い事しまくりの男にイーソンを起用したのは、歌手でもそれなりの地位を築いてるからかな??

イーソンは昔、香港に行った時に期待の新人でCD屋さんにオススメで置いてて視聴したら良かったから買ったのよね〜懐かしい(*´ω`*)

ストーリーはこれ以上無い会社モノの王道の横領や車内恋愛。
ストーリーを追いかける人だとつまらないと感じられてしまうかなぁ...

美術がウォン・カーウァイ作品でお馴染みのウィリアム・チョンなので中央にデッカイ時計で壁から床まで透明のガラス張りの近未来セット。
舞台演劇を連想させました。
壁が透明なのでカメラを引くと色んな部屋の様子が一望出来て、大勢の人が集まる場所の「企業」の雰囲気が感じられました。
中央のデッカイ時計は、時間に縛られる企業人の象徴????

この近未来オサレセットは、トーさんの独自のカメラワークが活きるようになってて映像を感覚的に見ると面白かったなぁ(*˘︶˘*).。.:*♡

勿論、ユンファに思い入れ有る私の脳内はこんなんでした(;´Д`)
おじさんになってたけど貫禄有ったなぁ〜

次は、是非是非!!トーさんのシリアス作品でユンファ出て欲しいです!!!!

でも制作発表してるトーさん作品は「黑社会(邦題:エレクション)」シリーズの続編なのよね...
アレは精神的ダメージ大きすぎて、人間の心の闇と弱さを見てしまった気がして数日間色々考えるシリーズなのよね。
黒社会が題材だし、良い人でも所詮ヤクザでその世界の因果を感じるけど...
私がサイモンの立場だったら、カッとして家輝を殺すのも分かるし、ルイスがヤクザを辞めたいと思う余り逆に悪い事を重ねる気持ちも分かるし...
「人間」を観察する能力の高いトーさん作品だなぁとは思う。

話が横道にそれてしまった(;´Д`)
トーさん作品好きだから(笑)

久し振りにユンファ堪能して楽しめる作品でした(*´ω`*)

◆予告編◆


◆デザインがツボ過ぎてお持ち帰りした画像達◆