マウロ・イウラート ヴァイオリン・リサイタル

2016年3月11日(金)
「 ~イタリアの情熱とウィーンの優美~ ヴァイオリン名曲選!! マウロ・イウラート ヴァイオリン・リサイタル 」
ザ・シンフォニーホール

以前にPAC聴きに行った時にマウロ・イウラートさんがコンマスをされてて、「あのコンマスの人、素敵な演奏だったなぁ?」って印象深くて名前を覚えました。

ずっと、ソロだとどんな演奏をするのか気になってたのですが、ようやく聴く事が出来ました。

細かく、しかしハッキリとしたビブラートが印象的というか完全に独特の個性の領域でした。

柔らかく伸びの有る音で楽しそうに演奏してるのが音に表れてて、聴いていて嬉しい気持ちになったわ~
最後投げキッスで退場は流石陽気なイタリア人(笑)

聴いてる人に楽しんで貰おうと、マイクを持ってカンペ見ながら一生懸命マイクを持って話してるのも好感が持てました。

シンフォニーホールでやる演奏会って奏者が面白い話とかせずに無言の張り詰めた世界が当たり前だったので、伴奏のマリオッティさんとのやり取りがコミカルだったり楽しくて新鮮だったです。
こんな演奏会このホールでは初めてだったような気がします。

大きいホールの筈なのに、楽器屋さんの上とかでやるアットホームな演奏会みたいな温かい雰囲気の演奏会でした。

震災の日で追悼の為にパイプオルガンの伴奏で、パイプオルガンの高い場所の横で演奏したアヴェマリアが天から降りてきた音楽のようで素敵すぎでうっとりと厳粛な気持ちで聴いてしまいました。

10年前の3月の大フィルのコンマスがシンフォニーホールの初舞台だったそうです。
又、大フィルに来てくれないかなぁ...

高音のヴィブラートが特徴的で、あの明るく柔らかい伸びの有る音は大フィルに合いそうな気がするのだけなぁ

[ヴァイオリン]マウロ・イウラート
[ピアノ / オルガン]ジュゼッペ・マリオッティ
※この二人は「Uni Duo(ウニドゥオ)」というユニット名で活動してます。

◆プログラム◆
パガニーニ:カンタービレ
レスピーギ:メロディア、レジェンダ(伝説)
平井康三郎(ウニドゥオ編曲):日本古謡「さくらさくら」のパラフレーズ
タルティーニ:悪魔のトリル
アルビーノ:アダージョ
シューベルト:アヴェマリア
シューベルト:3つのピアノ曲D.946-2
クライスラー:美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛の喜び
シュトラウスⅡ:ウィーン気質

*アンコール*
愛の挨拶
アヴェマリア(バッハ)
ゴッドファーザーのテーマ