ヴィオラ・クァルテット深奥の魅力

2017年6月15日 (木)

Monthly Concert June, 2017

ヴィオラ・クァルテット深奥の魅力

大阪フィル プリンシパルヴィオラ奏者 木下雄介 & ヴィオラセクションが贈るファンタジックな響き

@ヒビキミュージックサロンリーヴズ


人の顔と名前を覚えるのが苦手で、オケの団員さんも管楽器奏者は人数が少ないので辛うじて覚えれるのですが、弦楽器奏者は「軍団」に見えてしまって実は覚える事が出来ません(´;ω;`)ウッ…

そんな私でも全員が顔と名前を覚えている貴重な存在の方々で編成された大フィルのヴィオラ隊の演奏会が有りました。

それぞれ個性的だからかしら??

トップ奏者の木下さんの演奏は先日マグノリアで聴いて良かったから又聴きたいと思ったのと(ミーハー貴腐人だし)、米田さんはファゴットの日比野さんとのコンビユニット「ふつうズ」で名前を覚えてて、愛らしい方なので気になる存在でした。

そして、この会場は職場から歩いて10分以内と好条件だったのと、ヴィオラのアンサンブルは聞いた事が無いから気になったので聴きに行きましたε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

私の中で「ヴィオラ=リズムを刻む」
のイメージが強いのですが、アンサンブルだと旋律とかも担当しての演奏になるのですよね〜

ヴィオラのアンサンブルはヴァイオリンよりも音が低くて、優しくて自然と音が耳に入ってきました。
確かに人の声に近いと言われる楽器だなぁ〜って実感(*˘︶˘*).。.:*♡

司会進行は予想通り岩井さん。
この方はアンサンブルのメンバーだと話上手なので司会進行のイメージが私の中には有ります。

...が!!
同じ司会進行がイメージでも、前の記事の大フィルのセカンド木五の大島さんは他の奏者に長い話をさせる話題を降るので出演者は緊張感が漂ってるのですが、岩井さんは真逆の
「他の奏者はこの人に司会進行を任せてれば全てやってくれるので安心」
のタイプです(笑)

岩井さんによるとヤッパリ、ヴィオラだけのアンサンブルは珍しいそうです。
楽譜屋さんに楽譜を探しに行って話し合ったりして決まった曲は結局「誰それ?」な作曲家ばかりになったとか(笑)

確かに、テレマンとボウエンは聞いた事が有るけど、ほかの人は初めて聞く名前です。
メジャーなヴィオラアンサンブル曲特集と、今回ボツにした曲で後2公演は実現可能だそうです。

...つまり、次回も期待して良いですよね???

壁に色んなヴィオラの映像を映して説明するコーナーも有リました。
太くて深い響きを出す為に横にどんどんと広がって進化していって斬新なのでは、身体に当たる部分だけ凹んでグニャ〜ってアメーバーみたいな形のも有りました(笑)
素敵な音を実現する為に色々考えてるのねぇ...(。 ・ω・))フムフム

木下さんのお話で印象に残ったのは、B.ブライデンの「横断歩道」のエピソード。

この曲は、作曲家のB.ブライデンさんが日本の渋谷のスクランブル交差点で大勢の人がガーッとぶつからずに移動する様子に驚いて作られたそうです。
確かにそう思って聴くと、音がブワーってしたり途絶えたりが交差点っぽかったかな???

そして、ネット社会って凄いなぁ〜って思ったのが、何故かこの演奏会で自分の曲を演奏するのを作曲家のB.ブライデンさんご本人が知って木下さんのFBにお礼のメッセージが来たそうですΣ(゚Д゚)

最後の曲は木下さんの趣味かな???と、何となく感じたのだけどイギリスの作曲家(木下さんはイギリス育ち)ボウエンの聴き応えの有る曲でメインプロは終わりました。

アンコールは最初に演奏したテレマンの曲の最終楽章でした。

マグノリアの時も感じたのですが、木下さんの旋律付きの演奏素敵だったので又聴きたいなぁ〜(*´ω`*)
「又来ます」と、ボソっと呟かれてたけど期待して良いよね????

岩井さんは分かりやすい説明と進行でヴィオラのアンサンブルで内心チョット不安だったけど、堅苦しくなく楽しく聴けて助かりました。

上野さんは、お髭が立派でインパクト有るからお顔とお名前(うえたんさんと同じ苗字なのも有るけど)覚えてました。
オケの写真とかでご本人の雰囲気は大人しそうなのに私服がカラフルでギャップが有ってオシャレな方だと密かに思ってました。
今回は黒の室内楽ファッションのようだけど実はベルトの金具が金色の装飾が豪華で流石でした(*´ェ`*)ポッ

米田さんは、男性陣の中にお花のようで可愛らしくて場を華やかにして「かわゆす♡かわゆす♡」と萌えてました(;´Д`)

本当にこの四人の演奏を又聴きたいから次回も有ったら良いなぁ〜

◆プログラム◆

【出演:ヴィオラ】
  • 木下雄介
  • 米田舞
  • 上野博孝
  • 岩井英樹
【演奏曲】
  • G.Pテレマン:4つのヴィオラの為の協奏曲 TWV40:201
  • H.スティーブンス:5つの二重奏曲
  • W.フィッエンハーゲン:アヴェ・マリア
  • G.バックランド/ヴィオラ四重奏曲
***** 休憩 *****
  • 写真で見るヴィオラ「Viola different shape」

  • M.ロック:わが従兄弟ケンブルの為のフラット・コンソート
  • B.ブライデン:横断歩道
  • Y.ボウエン:4つのヴィオラの為のファンタジー