2017年6月10日(土)
八尾シティーコンサートPart89 大阪フィル地域拠点契約事業
大阪フィルメンバーによる室内楽に夢中っ!
いろとりどりの木管五重奏
@八尾プリズム小ホール(八尾市文化会館)
6月3日の堺に続いて1週間後の6月10日に偶然にも2週連続で大フィルのセカンド奏者による木五の「アンサンブル「弐」」の演奏を聴きに行きました。
このアンサンブルは好きな人が大集合なので聴けるなら全部聴きに行きたいと思ってしまう...(;´Д`)
先週は親子連れの方々が多かったのですが、今回は管楽器奏者の演奏会では恒例?の吹奏楽をやっている学生の子達が多かったです。
大フィルと八尾市が提携とかしてるみたいなのでその関係で学校単位で招待っぽかったかな??
演奏会は、雰囲気的に普通の人が多くて、濃い人の集まりっぽく無いので曲の紹介のお話を混ぜた感じなのかな?と、予想をしてたらいい意味で裏切られました。
着席してプログラムを見たら、前半が超ガッツリでビックリ(✽ ゚д゚ ✽)
オープニングのアーノルドの「三つの船乗りの歌」は先週の堺でも聴いたけど、オープニングなので明るく聴きやすい曲だし、吹奏楽でも演奏される曲らしいだからと思うのですがその後が...
ダンツィ⇒タファネル
と、木五の超王道のガッツリとしたプログラムΣ(゚Д゚)
衣装も女性のお二人は華やかなカラードレス、男性は黒シャツの上にベストも着てて正装してました。(大島さんはベストの裏地がナント!赤でした。赤色をアクセントで使われるのをよく見るので赤が好きなのかしら????)
観客が普通の人が多い演奏会でよく有る
解説⇒曲の演奏
というパターンでは無くて、トークは一切無しだったです。
彼らのこの演奏会での気合を感じる演奏だったなぁ〜
このメンバーのアンサンブルの演奏は何時も聴いてて爽やかな気分になります(*´ω`*)
...で、今回フルートの井上さんの側の席だったので音がハッキリと聴き取れて気が付いたけど、トップの野津さんと同じ系列の涼やかで清涼感の有る音なのがこのアンサンブルの爽やかさの最大の原因だと今頃気が付きましたΣ(゚Д゚)
こういう場の演奏会でガッツリとした曲と超本気の演奏を聴けるとは思わなかったので嬉しかったです(∩´∀`)∩ワーイ
木五アンサンブルはポワポワ〜ってした感じは良い感じで好きです。
...学生の子達は寝てる子がチラホラいたけど、木五はオーケストラとかほど聴きやすくは無いから...
し、仕方無いよね(ーー;)
後半のお話しで、井上さんは前半は緊張で汗が出ない状態なのに隣の大島さんは逆に汗ダラダラ出てたと突っ込んでました。
確かに、
井上さん⇒普段舞台ではポーカーフェイスで感情が表に出ない人なのだけど、始まる前にキーを高速で押さえて確認したり普段よりも強張ってるなぁって感じ。
大島さん⇒普段も汗かきで演奏会の時にハンカチでよく汗をフキフキされてるのですが、始まって早々に汗フキフキで普段よりも汗かいてるなぁ〜って思ってました。
人によって緊張の表れ方って違うんだなぁ
後半の1曲目は、モーツァルトの「魔笛」序曲。と、前半に比べてお馴染みの曲で和やかな感じになって、ようやく出演者のお話しの楽器紹介のコーナー。
司会進行は勿論、大島さん((o(´∀`)o))ワクワク
話し上手な人が居る場合、普通はその人に「お任せ」で進行してくれるから他の人は話さなくても良いので安心出来るのですが、大島さんの場合は他の人にイキナリ質問して話をさせられるので一同妙な緊張感が漂ってました(笑)
ふなもんさんは、目を合わせたくなくて俯いてたら「俯いてる船隈さん」って逆に指名されてしまうし(;´Д`)
(でも、ふなもんさんが苦手そうだから話す順番を最後にしなかったり、弄ってるようで気を使ってるなぁって感じたです)
大島さんのお話って聴くたびに上手くなっているというか、どんどんとS度が進化してるなぁ...
クラシックは普通の人にはどうしても退屈だから空気を読んで楽しんで貰おうとか、他の出演者にも話す機会を作って知って貰おうとか「愛」が伝わるSですが(笑)
楽器紹介は、皆さん自分の楽器が好きなんだなぁ〜って熱く語る様子で伝わりました。
知ってた事や、初めて知った事など有って勉強になリましたです。
井上さんは、音楽の教科書にフルートの一部分のみ超ドアップの写真に「この楽器何??」と吹奏楽部の顧問をされてるお父様に質問してフルートだと知ったそうです。
気になったので「やってみたい」って言ったら学校で余ってたフルートの現物を家に持ってきてくれたのがフルートを始めたキッカケだったそうです。
大島さんは、毎度恒例(ファンなので機会があれば聴きに行ってるから)だけどオーボエ奏者の「命」リードについて熱く語るのと宮本さんに憧れて始めた事を言ってました(笑)
蒲生さんは、学生の子達が多いのでお話しされたのかな?と、思うのだけど、吹奏楽ではホルンは扱いが悪いけど少しでも目立つ機会が有ればそこに気合いを入れてたそうです。
教え子さんが来てたのでクイズで
「ホルンは伸ばすとどれ位の長さ?」
と、質問。
何回かホルンの説明で聞いたことが有ったので「3メートルだったよね???」と記憶してたけど自信はチョット無かった...答えは3mで正解ε-(´∀`*)ホッ
教え語さんは間違ってしまったので「後から教え直します」でした。
ファゴットの日比野さんは、ファゴットのリードはオーボエ程繊細では無いので「チョット失敗したかな?」でも音は出るけど、リードだけだと変すぎる音なのでご近所から
「日比野さんの家から変な音がする」
と言われてたそうです。
ファゴットは持ってる親指でいっぱいキーを押す楽器なのを初めて知りましたΣ(゚Д゚)
届きにくい所も有ったりするのね...
ふなもんさんのクラの説明では、1つの押さえ方で色んな音が出る楽器だと初めて知りました。
そう言われてみれば、クラってアクセントのように高い音がちょこっと混じってるなぁ〜って感じてたのだけど、そういう事だったのね(。 ・ω・))フムフム
大フィルに初めてエキストラで来た時に練習の時にバスクラでやってしまって注目の的になってしまったそうです(汗)
この音をなんて呼ばれるのか聴いたのに忘れてしまったよぉぉーー(;´Д`)
ふなもんさんは、ドSの大島さんにいじられてしまったのでアノ同志社大学法学部を中退して、音楽の勉強の為にアメリカへ行ったので「ご両親反対しなかったのですか???」と、質問。
アメリカへ行く為に、英語で試験受けたり手続きとか自力で全部やるという熱意でご両親は認めたそうですΣ(゚Д゚)
おっとりと大人しそうな人なのに凄い情熱と行動力に驚きました。
大フィルのクラリネット奏者で活躍出来て本当に良かったです(*´ω`*)
次の曲は、この五人がよく演奏してくれて私自身も大好きなプーランクの「ノヴェレッテ」ポワポワ〜と、優しい感じが幸せ気分になる曲です。
最後は、馴染みの童謡メドレー。
アンコールは「花は咲く」と、親しみやすい曲でホッコリ気分になって演奏会は終わりました。
終演後のロビーでプログラムと一緒に配布された質問用紙に出演者が答える企画も有りました。
トイレ行ってたので、ホールではすでに始まってて話は途中から聞きました。
学生の子達がいっぱいだったので後ろから姿が見えず声だけ聞けました。
プロの奏者から話を聞ける機会は無いから貴重な経験になったと思います。
この五人の演奏を次に聞けるのは多分大阪クラシックかな????
会社員でも行ける平日の夜か休日になって欲しい!!!!!
これだけ活動してたら今年は大丈夫よね????
...去年はこの組み合わせは平日の昼間だったので、会場が職場から近いから力技で職場に「私用」と届けを出して聴きに行きました(小声)
今年も平日の昼間なら間違いなく同じワザを使うと思う...
◆ふなもんさんのTwitter◆
アンサンブル「弐」のリサイタル、終了しました!次回は大阪クラシックに登場できると良いなぁ。
— 船隈 慶 (Kei Funaguma) (@2727clarinet) June 10, 2017
◆プログラム◆
【出演】
- 井上登紀(フルート)
- 大島弥州夫(オーボエ)
- 船隈慶(クラリネット)
- 日比野希美(ファゴット)
- 蒲生絢子(ホルン)
【演奏曲】
- アーノルド:三つの船乗りの歌
- ダンツィ:木管五重奏曲 変ロ長調
- タファネル:木管五重奏曲
- モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
- 楽器紹介
- プーランク:ノヴェレッテ
- 「日本の歌」メドレー(花いちもんめ〜浜辺の歌〜村祭り〜ふるさと
◆アンコール◆
菅野よう子:花は咲く
そういえば、このプログラムになった理由ですが木五の醍醐味を知ってもらいたくて前半にガッツリした曲を、プログラムのチラシなんかにお馴染みの作曲家が無いと聴きに来てくれないかな?という事でモーツァルトを入れたそうです。
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