日本センチュリー交響楽団:第216回定期演奏会

2017年4月22日(土)

日本センチュリー交響楽団:第216回定期演奏会

@ザ・シンフォニーホール


京響の定期演奏会とセンチュリーの定期演奏会が1日目と被りセンチュリーの1日目の会員の私は2日目にシフトしての鑑賞となりました。

こんな時は定期演奏会が2日有るのは有り難いです。本当に!!
しかし、オケの偉い人のインタビューで確かお客さんが少ないから定期演奏会を以前の1日に戻したいと発言してたのを読んだ記憶が有るから、来年そうなったら困るなぁ(汗)
いずみ定期は1日だから被った理由でスルーする時有る状況なのに...

今シーズン1回目の定期演奏会の指揮者はノリチカさん。

テーマは

「パリ」

だそうです。


◆センチュリーのサイトより抜粋◆
2017~18年シーズンの幕開けは、首席指揮者飯森範親によるフレンチプログラムです。
パリの楽壇で確固たる地位を築いたエロールが歌劇「ザンパ」を作曲したのは1831年のことです。
まさにこの年に21歳の青年ショパンがウィーンを経てパリにたどり着きます。
ショパンのピアノ協奏曲第1番は故郷ワルシャワを発つ直前の演奏会で自身の独奏で初演され、そしてパリでのデビューコンサートでの再演で華々しく成功を修めました。
ソリストの江崎昌子は飯森範親とショパンの協奏曲第2番を録音しており、その端正な演奏は高く評価されています。
今回の第1番にも期待が高まります。
エロールが生まれたのは1791年のことですが、同じ年にモーツァルトはウィーンで永眠します。
モーツァルトにとってパリは居心地のいい場所ではありませんでしたが、パリ時代に書かれた作品には他には見られない華やかさがあります。
おフランスの現代に近い?作曲家で無くモーツァルトとか古典に近い作曲家のプログラムなのがハイドンマラソンで古典に力入れてるノリチカさんらしいかなぁと、思いました。

ノリチカさんがセンチュリーに来た頃何故かマーラーをよく演奏されてて、「センチュリーには合わないような気がするのだけど(汗)」と思ってたので今の方向性は良かったのかな??

センチュリーはアンサンブル力が高くて古めの作られた時代を感じる曲を聴くと、本当にその時代にタイムスリップしたような気分を感じます。

今回のプログラムは「パリ」をテーマにしてて、モーツァルトの時代のパリとかショパンの時代のパリとか、目には見えないけど景色が見えるような感じがしました。

どうしても、大編成の曲を聞く機会が多いので小編成のセンチュリーの演奏は癒やされます。

コンチェルトは偶然だけど、前日の京響は2番、この日のセンチュリーは1番でした。

同じショパンだけど、若々しい旅立ちのショパンの姿が見えた気がして明確な感じのする江崎さんのピアノに爽やかな気分がしました。

同じショパンの曲なのに違う印象を受けたのも面白かったです。

◆プログラム◆

指揮:飯森 範親

ピアノ:江崎 昌子

エロール:歌劇「ザンパ」序曲

ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11

モーツァルト:レ・プティ・リアン K.299b

モーツァルト:交響曲 第31番 ニ長調 「パリ」 K.297

◆アンコール◆

ショパン:ワルツ第7番 op.64 嬰ハ短調