2016年12月3日(土)
湾生回家
@シネ・リーブル梅田
【公式サイトより抜粋】
この作品のタイトルの「湾生」とは >>
戦前の台湾で生まれ育った約20万人の日本人を指す言葉です。
下関条約の締結された1895年から1945年までの50年間、台湾は日本に統治されていました。
当時、日本から公務員や企業の駐在員が台湾へと海を渡り、農業従事者も移民としてその地を踏みました。
そして、彼らのほとんどが敗戦後、中華民国政府の方針によって日本本土に強制送還されました。
引揚者が持ち出しを許されたのは、一人あたり現金1,000円(当時)とわずかな食糧、リュックサック2つ分の必需品だけでした。
「湾生回家」は、日本が台湾を統治していた時代に台湾で生まれた日本人の「湾生」の人達の「今」を描いた台湾のドキュメンタリー作品。
日本に戻って生活して月日は過ぎたけれども、心の中の懐かしい故郷は南国の「台湾」。
台湾の住んでた場所を訪れ昔を振り返る人、日本に帰らず台湾に残った人。
植民地だったので台湾時代の事は言いにくい状況で、台湾は故郷だと思ってるとキラキラと目を輝かせて語る「湾生」の人の言葉が印象に残りました。
故郷は美しい記憶として心の中に残ってて、その人の人生の大事なモノとして支えにもなってるだなぁ...ってスクリーンを通して彼らの気持ちが伝わりました。
そして、本当に主観的な偏りが一切無く今の「湾生」の人々をありのまま撮影した台湾の制作スタッフには本当に頭が下がる思いでした。
この作品、単館系の劇場公開なので知らない人多いと思うケド日本の地上波で放送して見てもらいたいなぁ...
◆湾生回家予告編◆
◆作品データ◆
原題:湾生回家 Wansei Back Home
製作年: 2015年
製作国 :台湾
◆関連のリンク◆
湾生回家 : 作品情報 - 映画.com
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