神田寛明のまたまた ふ・ら・ん・す

2016年6月6日(月)

「神田寛明のまたまた ふ・ら・ん・す」

ドルチェ・アーティスト・サロン大阪

※注:今回の記事はネタバレしますので、東京・名古屋公演を行かれる方はご注意して下さいm(_ _)m

N響首席フルート奏者の神田寛明さんの演奏会。

この方は毎回面白い企画モノをするのですが、今回はパリ音楽院の卒業試験の演奏曲特集。

演奏会の前に昔、音楽家はギルドが有ったりして限られた人しかなれなかったけど、民衆が自由と平等の世の中になり学べるようにと出来た伝統ある学校だと話してくれました(・0・*)ホ,(゚0゚*)ホ--ッッ!!!

今でもトップレベルの学校で、自分で企画しておきながら大変な曲ばかりで無事に卒業出来るのでしょうか?仰ってました(笑)

しかし、神田さんの話を聞くと何時も感じるけど学校の先生が講義してるようで私は生徒さんになったような気持ちになってしまいます。

大学を教えられてるからなのか、話が上手で分かりやすくて視線の配り方が学校の先生特有の高速で色んな人の顔を見てるのですよね~

ど素人の私でも、これは大変そうだなぁ〜と、思える曲ばかりで演奏が終わった時には
「お疲れさまでした!!」
と、思わず声をかけたくなりました。
無事に卒業出来たと思いますo(*'▽'*)/☆゚'パチパチ

特に最後の「アンダルシア」がスペインっぽくて情熱的で素敵すぎたわぁ(*˘︶˘*).。.:*♡

神田さん演奏会お馴染みの独特の面白いトークとパンフレットの文章
(演奏会にちなんで入学&卒業&入団試験の演奏曲ネタ)
博士課程だったか卒論だったか(すでに忘れた)のテーマがいかに早く効率的に上達出来るかで、エチュードを色々集めたりされたけど結論が
「そんなのある訳ない!!!!」だったそうです(笑)

大学の修士課程での演奏もエチュード特集で
「昔から企画モノが好きだったんだなぁ」
と、振り返られてました(*´ω`*)

そして、深い何とも言えない味わいのある黒と金の仏壇フルート
(以前演奏を聴きに行った時に本人仰ってました)
の音色が何とも素敵過ぎでウットリでした(人´∀`).☆.。.:*・゚

木管だからなのか前から2列目の至近距離で聴いたから気が付いたけど、神田さんのフルートの音って普通の奏者の人より倍音ムッチャ多くて色んな音が聞こえたのにビックリしたΣ(゚Д゚)
他の人の音と何か種類が違うなぁ〜って感じてたのはコレだったのね

この演奏会思い返すと、機長なりきりのジェットストリーム風の演奏会の案内話が無かったり、話も落ち着き気味だったかな?と思うから今回のプログラムの大変さを感じました。

それでも、テレビでのN響の演奏での穏やかな紳士なおじ様のイメージは大きく変わるとは思いますが(笑)

私はイメージ変わったけど、キャラ的に神田さん大好きになりました(*´ェ`*)ポッ

◆プログラム◆
デュヴェルノワ:コンチェルティーノ (1899年)
オーベール:序奏とアレグロ (1922年)
ペリルー:バラード (1903年)
エネスク:カンタービレとプレスト (1904年) *大阪のみ
ゴーベール:バラード (1928年)
ビュセール:アンダルシア (1933年)
アンコールはフォーレの曲。

記憶力悪いので曲名は忘れました。
最近原典が見つかったとか2番が無いとか曲の説明の時に言ってました。

◆次回演奏会予告◆

次回演奏会の予告出てましたヽ(=´▽`=)ノ
相変わらずの笑いを誘うナイスタイトル!!
アルバムに併せてエチュード特集です。
次回は伴奏無しのソロの「おひとりさま」(笑)

◆プログラムの文章◆
ネタバレ過ぎなんですが、面白すぎるプログラムの文章。
以前に検索した時に神田さんの面白すぎる文章をUPされてる人が居て、助かったので後日に検索でたどり着いた人の為に貼り付けましたm(_ _)m