私は、大フィル、センチュリー、京響と1日目の定期会員になってます。
1月は正月の関係で大体毎年半ば以降になるのですが...
なんと!!今年2018年1月の定期演奏会はこのオケの1日目が見事に連続。
1/18(木)⇒大フィル
1/19 (金)⇒センチュリー
1/20(土)⇒京響
と、有り得ない重なり方をしました。
他にこの週末はN響やPACや関フィルと、関西ではオケの演奏会が重なったのでオケの生音鑑賞が趣味の人は大変な事だったと思います(ーー;)
私は自動的にこの3 つのオケの連続鑑賞となったので、余韻が消えないうちに鑑賞になってしまい上書きが重なって、アホな私は暫く頭の中がグチャグチャな状態でした(汗)
1週間経って落ち着いてようやく整理出来たかな?って感じです。
簡単にですがこの定期演奏会の感想を下記にメモ書き程度に書いていきます
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2018年1月18日(木)
大阪フィルハーモニー交響楽団:第514回定期演奏会
@フェスティバルホール
<出演>
指揮:角田鋼亮
ヴァイオリン:竹澤恭子
<曲目>
コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
マーラー/交響曲第1番 ニ長調 「巨人」
角田さんが大フィルの指揮者になられて初めての定期演奏会の指揮でした。
角田さん、定期演奏会デビューでプレッシャーも感じて準備を丹念にされてたんだろうなぁ〜って印象を受けました。
楽譜を検討して凄く細かい部分も気を配ってるのが伝わる、オケの方に指示を出す細やかさにそれが伝わりました。
誠実な人柄が伝わったわ〜
今は素直な「素」の状態なので、これから年を重ねて深みとか味わいとか独特の「色」が出てくるのが楽しみです。
マーラーの巨人では、管楽器のトップ2人全員演奏の倍管編成だったけど、力押しの大フィルがこんな編成すると圧倒されてしまう可能性が有るのに丁寧な印象を受けたのは角田さん効果だったなぁ〜って思います。
団員さんと良い関係を築かれて居るのも空気感で伝わりましたです。
前半のソリスト竹澤さんは、高音がヴァイオリンに有りがちなキンキン感が無くて伸びやかで綺麗な音が印象的でした。
予習ゼロでこの曲を聴いたのですが、「映画音楽みたいな曲だなぁ」って思ったらコルンゴルトの作った映画音楽の要素を集めた曲で本当にそうでした(笑)
聴きやすい曲だったです。
特にアンコールのヴォーン・ウィリアムズが優しく綺麗で素敵だったなぁ〜
若い角田さんの爽やかさで清々しい気分になる演奏会でした。
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2018年1月19日(金)
日本センチュリー交響楽団:第222回定期演奏会
@ザ・シンフォニーホール
飯森範親(指揮)
アレクサンダー・ガヴリリュク(ピアノ)
【演奏曲】
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
翌日の19日はセンチュリーの定期演奏会でした。
マーラー⇒ブルックナーのリレー鑑賞(汗)
どちらの作曲家も、1番気軽感有る曲で助かりましましたε-(´∀`*)ホッ
この日の演奏会のソリストは「ガヴちゃん」ことガヴリリュクだったので楽しみにしてました((o(´∀`)o))ワクワク
ロシア系奏者のイメージかな?打鍵が力強くシッカリとしてました。
だけど、ごっつい熊みたいな印象では無くて芯が通ってて力強いけども音に「色」というか雰囲気有って魅力的な演奏でした。
流石だった...
アンコールは私の大好きなラフマニノフのヴォカリーズを編曲された曲で更に雰囲気感倍増でした。
後半はブルックナーの名曲「ロマンティック」。
ノリチカさんなので予想通りの対向配置。
コンバスは普段はティンパニーの位置の観客とご対面。
ティンパニーは下手後方への移動となってました。
本来のコンバスの位置が空白なので「人数が少なく無い??」と、気が付きヴィオラの人数数えたら6人Σ(゚Д゚)
隣のチェロも6人Σ(゚Д゚)
隣の第2ヴァイオリンはたしか8人?
第1ヴァイオリンは2階サイド席の関係で数えれなかったけど後での情報だと10型だったみたいにです。
金管バリバリのこの曲をこの弦でやるので演奏前から驚きました。
この曲の冒頭はホルンの大ソロ。
ホルン首席の水無瀬さんは、照れ屋でシャイな雰囲気が漂う人だからなのか応援モードになっちゃうのだけど、このソロで曲の全てが決まると言っても良いくらいなので「水無瀬さんがんがだー!!!!(ノ*>□<)ノ{ガンバレ~~〕」と、応援モード全開でした。
無事にホルンのソロが終わり、演奏が始まりましたが弦の人数の少なさを全然感じませんでした。
人数が少なくなったので普段は大人しい印象を受けるセンチュリーの団員さんの
ゴォォーー!!!!
って気迫がビシバシと伝わって来て圧倒されました。
センチュリーは最近開店休業中だったTwitterで積極的に情報とか団員さんの風景とか発信したり、曲のプログラムもなんとなーーーく方向転換したのが以前の傾向に戻って来てる???と、感じます。
大人しい優等生な感じが、前向きになったような???
奏者の熱演が聴いてる方も伝わってテンションが上がる演奏会でした。
個人的にはブルックナー効果も有ってノリチカさん/センチュリーの今まで聴いた演奏の中では一番好きだったなぁ〜
予習で聴いてたのは勿論、小泉さん&センチュリーのブルックナーアルバムでした。
超個人的な事だけど、ファゴットの客演首席がN響の水谷さんでした。
スラ〜としててハンサムな紳士的な雰囲気漂う方です。テレビで何時も「お素敵だわ〜」と、神田さん&木川さんが映るのと同じくミーハーして見てた人が至近距離の目の前に居たので視線は完全にロックオン状態鑑賞となりました。
生もお素敵だったなぁ...テレビよりも可愛らしい雰囲気でした。
...ロマンティック演奏中に3階席で喧嘩発生(足蹴りまで出てビックリ)とアンコールでアラームなったのが残念だったです(´;ω;`)ウッ…
次の日に京響が無ければ絶対におかわりしてたよぉぉーㅠㅠ
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2018年1月20日(土)・21日(日)※後半のみ
京都市交響楽団:第619回定期演奏会
@京都コンサートホール大ホール
ジェームズ・ジャッド(指揮)
木嶋 真優(ヴァイオリン)
京響コーラス
【演奏曲】
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調op.63
ホルスト:組曲「惑星」op.32
3日連続生音鑑賞で3日目は数年前に大フィルの演奏聴いたけど記憶が薄れたホルストの「惑星」が後半でした。
ラストの海王星の女性コーラスが怖かったと云う事しか記憶に残って無い状態。
そんな訳で実は3連続の予習はほぼホルストの「惑星」聴いてました(ーー;)
しかし、席が前すぎて弦しか視界に入らないので金管バリバリ曲は何処からとも無く音がしてて「???」状態。
おバカで許容量小さいので、マーラーとブルックナーの余韻が脳内に残り過ぎたから頭の整理が出来ず鑑賞不可能状態だったので翌日に後半券で後半のチケ買って聴き直してようやくどんな演奏か分かりました。
(後半券だと5000円⇒2000円は有り難いです。)
京響の来シーズンの更新は勿論席を変えて後ろの方になったから来シーズンからは全体が把握出来て快適鑑賞になります。
1日目の前半に聴いた木嶋さん。
賞を取る前に大フィルとのコンチェルトを聴いたこと有ったのですが、演奏が進化したなぁ〜って感じました。
落ち着きが出て風格と云うか聴いてる人を惹き込む力が増えてるように感じました。
アンコールは最初何の曲か分からなかったけど、暫くして「ふるさと」と気が付きました。
日本人の心だなぁ〜ってしみじみと聴き入ってしまいました。
後半のホルストの「惑星」。
ジャッドさん母国のイギリスの作曲家ホルストの曲です。
海外の指揮者さんの母国の作曲家への「愛」って強いなぁ〜って何時も感じますがジャッドさんも正しくそんな感じでノリノリ感な動きの指揮で「愛」を感じました。
そして、曲を知ってるなぁ〜って随所に思いました。
全体的にスッキリとクリアにまとめられてて、スペクタクルな宇宙の旅。
最後の海王星のオケの演奏が終わりバンダのどこからとも無く聴こえる女性コーラスのみの不思議な浮遊感がどこまでも続いてるみたいで効果的になってるように感じました。
この曲は最後の海王星のアノ不思議な無の宇宙空間を思わせる沈黙感がなんとも言えないです...
連続鑑賞で頭の中は飽和状態になりましたが、それぞれ良い演奏だったので満足な週末となりました。
実は、記事を書いてる今週末もオケ連続では無いけど生音3日連続です(笑)
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