2016年7月30日(土)
「ミモザの島に消えた母」
テアトル梅田
アントワーヌの母は30年前に西仏のノアールムーティエ島(ミモザの島)で謎の溺死をしていた。
だが、その死について触れようとすると周囲の人は何故か固く口を閉ざしてしまう。
母の死因の疑問に囚われ死の真相について調べるうちに明るみになる事実と家族の絆の歪と見つめ直す事による新たな関係...
「サラの鍵」と同じ原作者のベストセラー小説らしいです。
「サラの鍵」と題材(「サラの鍵」はナチスドイツのフランス占領時のフランス在住のユダヤ人の大量虐殺)は違うけど同じく
現在⇒過去
を調べて振り返る部分が同じかな?と感じました。
原作が確かに小説だなぁ〜ってセリフとか場面の間に色々な内面の事を書いた文章が存在するような奥の深さが有りました。
映像が退色させて(Instagramのフィルターかけたみたい?)味わいが有って小説の挿絵を見てるようだったなぁ
フランス映画らしい、いい意味で派手な演出とか無くて「地味」な人間ドラマの作品です。
離婚したり、解雇されたり良くない事が続くと後ろ向きになって過去の事を振り返ってしまうのかなぁ〜ってふと感じた...
◆作品データ◆
原題:Boomerang
製作年:2015年
製作国:フランス
監督:フランソワ・ファブラ
◆キャスト◆
ローラン・ラフィット:アントワーヌ
メラニー・ロラン:アガット
オドレイ・ダナ:アンジェル
「ミモザの島に消えた母」予告編
◆公式サイト◆
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