2017年5月31日(水)
クラリネットオンズ~11人のクラリネット奏者によるニューヨーク・カウンターポイント~
@ザ・フェニックスホール
関西で活動してるクラリネット奏者11人大集合の演奏会です。
私の趣味をご存知の人なら
「このメンバーなら絶対に行く筈!!!!」
と、予想してたと思います(ーー;)
ふなもんさん(大フィルの船隈さん)、
ゆとたん王子(関フィルの吉田さん)
他にオケに在席してて普段演奏を聴きに行ってる時に姿を拝見してる方々が何名か参加してたからです。
しかも、場所は職場から歩いて10分と好条件のザ・フェニックスホールです(∩´∀`)∩ワーイ
クラシックでは邪道過ぎる自覚は勿論有りますが、ミーハー人間なので職場の近所パワーを発揮し前の方の席をキープε≡≡ヘ( ´Д`)ノ!!至近距離で萌混じりの鑑賞しました(汗)
個人的に、ゆとたん王子をオケ以外の演奏で聴くのは超久し振りだったので嬉しかったなぁ(*´ω`*)
...今だから言えるけど、この間の関フィルの定期演奏会でオケの方々が入場したのを見た時に
「ゆとたん王子が居ないーー!!!!!」
と、即座にプログラムを確認したらお休みと判明してチョットだけテンション落ちました(´;ω;`)ウッ…
男性の皆様は、黒のシャツの定番の室内楽ファッションだったのだけど、ゆとたん王子は光沢の有る地模様の素材で流石にオシャレでした。
このクラリネット奏者11人の演奏会のメインプログラムの曲「ニューヨーク・カウンターポイント」は、京響の玄(ヒョン)さんが高校生の時にラジオでリチャード・ストルツマンと日本を代表するクラリネット奏者による「ニューヨーク・カウンターポイント」の演奏を聴いたそうです。
「いつか演奏したい」と夢見てその演奏を録音したテープを毎日のように聴いていた曲とプログラムに書かれてました。
クラリネット奏者の仲間達が集まり、玄さんの高校生の時からの夢の11人のクラリネット奏者での「ニューヨーク・カウンターポイント」の演奏が実現した演奏会でした。
実は、真面目に京響に通いだしたのがつい最近なので団員さんの顔とか名前を殆ど分からない状態...
玄宗哲さんのお名前を「ヒョン・ジョンチョル」と読むのを知りましたm(_ _)m
漢字の名前の人が居るなぁとチョット思ってました。
パンフレットもチケもニューヨークのビルの景色。
雰囲気有って素敵です(*´ω`*)
ホールは梅田のビルの中に有って(確か三階?)、奏者の背後は開閉式で壁がガーッと上がって無くなったらガラス張りになってて梅田の夜景が背後に広がります。
ビルの夜景の中に居る不思議な浮遊感を感じるホールなので今回のプログラムにはピッタリだったです(*˘︶˘*).。.:*♡
今回の演出は
前半⇒ガラス張りにスクリーンが下りてる。
後半⇒スクリーンが上がってガラス張りになり、梅田の夜景が背景。
演奏曲は、「フィガロの結婚」「トルコ行進曲」などお馴染みの曲をクラリネットアンサンブルにアレンジした曲や現代曲といった内容。
作曲家の方々も客席にいらしてました。
お馴染みの曲は思わず鼻歌が出そうになって、現代曲は今まで聴いてたクラリネットとは違う曲調と音の重なり方で面白かったです。
大人数のクラリネットアンサンブルを初めて聴いたけど、クラリネットって色んな種類が有るから上手から下手に向かって高い音から低い音に並ぶのを知りました。
エスクラ⇒普通のクラリネット⇒バスクラといった編成。
一人で色んな種類を持ってくるのは大変だからと言うのも有るとは思いますが、
- エスクラ&普通のクラリネットの人(私は勝手にエスクラ職人と呼んでます)
- 普通のクラリネットオンリーの人
- バスクラ&普通のクラリネットの人(私はバスクラ職人と呼んでます)
と分かれてました。
ふなもんさん&玄さんは二人でエスクラを担当してました。
大フィルでのふなもんさんのエスクラ職人な演奏が好物なので得意(?)なの知ってたのですが、玄さんは今までちゃんと認識してなかったから(首席の小谷口さんのインパクトが強すぎて他のクラ奏者の人まで目が行ってなかった)今度の京響の演奏会で「職人」振りを確認したいと思います。
ゆとたん王子はオケでは一応セカンドだけど、「職人」の雰囲気は漂って無い人なので予想通り特殊管は使わず普通のクラオンリーでした(笑)
玄さんがずっと演奏したいと思ってた「ニューヨーク・カウンターポイント」はミニマル・ミュージックの特徴になるのかな?短いフレーズがだんだんと重なり合ったり逆に減ったりしていって今までのクラリネットと違いシンセサイザーみたいで面白い曲でした。
重なった音が浮遊感有って中に浮かんでるようだったなぁ〜
フェニックス・ホールのガラス張りのビルの夜景との相乗効果で素敵さ倍増でした(*˘︶˘*).。.:*♡
アンコールは逆にクラリネットらしい王道曲の「クラリネット・キャンディ」で明るく楽しく終了しました。
...京響のスプリング・コンサートではこの曲を踊りながら演奏してたので「ひょっとして踊るのかしら??」と、変な期待をしてしまったけど、勿論しませんでした(笑)
皆さんキラキラ☆彡と楽しそうに演奏してて「本当に好きなんだなぁ〜」ってこういう個人の集まりみたいな演奏会を聴きに行くと何時も感じます(*´艸`*)
◆船隈さん(ふなもんさん)のTwitter◆
もう昨日になってしまいましたが、クラリネットオンズの本番でした。楽しかったー! pic.twitter.com/lIBFJWtMsO
— 船隈 慶 (Kei Funaguma) (@2727clarinet) May 31, 2017
◆プログラム◆
【出演 】
玄宗哲(ヒョン・ジョンチョル)、上田希、船隈慶、吉田悠人、上田浩子、武田仁、吉岡奏絵、古賀喜比古、澤井明日見、赤松和絵、東山梓
【曲目】
- W.A.Mozart(arr.武川仁):「フィガロの結婚」序曲
- R.Dubugnon:サラトガ・トレイルズ
- P.Hiketick:スリーラテンダンス
- Fazil Say/W.A.Mozart(arr.西大樹):トルコ行進曲 Alla Turca Jazz - for 11 Clarinets -
- L.Bernstein(arr.Johan van der Linden)
- 尾崎一成:蛇儀礼
- ニューヨーク・カウンターポイント
◆アンコール◆
ルロイ・アンダーソン:クラリネット・キャンディ
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