2016年12月10日(土)
「マグノリア・サロンコンサート【12月】
大森悠/Ob&秋月孝之/Tr&岡純子/Pf」
@マグノリアホール
このマグノリア・サロンコンサートシリーズ、大フィルや関フィルの団員さんが時々出演して室内楽を1000円というお安い値段で約1時間演奏されます。
地元オケの団員さん萌えの属性が有る私は、気になる人が出演する時は時々聴きに行ってます。
今回は大フィルのオーボエトップ奏者の大森さんと、トランペットのトップ奏者の秋月さんの組合せ。
「オーボエとトランペットの組合せ???」と、不思議な組み合わせに???(@・д・@)??状態に
でも、一度演奏を聴いてみたいと思ってた二人だったのでマグノリアで開催を知って
「絶対に行くどー!!!(・ω ・ )○オ――!!」
になりました(笑)
私のBlogの今までの記事を読んだ人ならお分かりですが、私は大森さんのオーボエがムッチャ大好きです(ーー;)
マグノリアホールに到着したら毎度恒例の入口にポスターが展示されてたので撮影(笑)
個人的には公演の出演者のみのポスターが良いけど、コスト的に無理なんだろうなぁ...
1曲目はヴィヴァルディのトランペット協奏曲。
2本のトランペットのハズが1本はオーボエ(笑)
大森さんがトランペットちっくな音で演奏されてるなぁ〜って思ってたら元がトランペット×2と知って納得でした。
1曲目の演奏が終わりご挨拶。
秋月さんは、朗らかに普通にご挨拶。
...大森さんは「こんちゃー!!」(って聴こえた)と、超陽気なライト感覚なご挨拶Σ(゚Д゚)
普段舞台の上で、エキストラの人を含め周囲の人と楽しそうに話をされてるのを見かけてたので陽気な話好きで相手の緊張をほぐしたりする為に気を使ってるのだろうなぁ〜と思ってたけど、この一言で確信(ーー;)
演奏曲の説明は、真面目な秋月さん担当でした。
調べた内容の紙を見ながら一生懸命喋ってたので「がんがだー!!」って応援してしまったです(笑)
2曲目はハイドンのトランペット協奏曲の第2楽章をオーボエで演奏。
トランペットの曲のハズがオーボエの曲のように聴こえた〜
上手い人は曲を自分のモノにするから当たり前だけど。
大森さんの演奏後に秋月さんが登場して話してたけど、オーボエは少しの息で音が鳴るので息が長く吹けると、羨ましそうでした。
以前から上手いなぁ〜って思ってたけど、大森さんの演奏を至近距離で初めて聴いて、オーボエは息が長く吹けるから微妙な変化を色々と付けれるのがすっごい分かった。
大森さんのオーボエが情感豊かに聴こえてたのはコレだったのねぇ〜( ´Д`) -Д-)ふむふむ
3曲目はサン=サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」より“あなたの声で心は開く”
トランペットが女性役なので秋月さん「女装したら?」って言われたそうです(;´Д`)
秋月さん、人が良さそうなので強く言われたら断われずにしてくれた予感する〜(笑)
見たかったなぁ(*´ェ`*)ポッ(小声)
大森さんはイングリッシュホルンで登場。
トランペットの響き渡る輝く音とイングリッシュホルンの深い音の掛け合いが面白かったです。
秋月さんは準備の為に退場したので1人残った大森さんのトークタイム。
「秋月さんのリサイタルへようこそ!」って挨拶から始まったからウケた(笑)
明るくてお話し上手な超面白い人でした(ノ∀≦*)ノ゙
同じオーボエの大島さんはボケ風味で面白いので、癒やし雰囲気の浅川さん中心にこの二人が話をする大フィルオーボエチーム演奏会実現したら笑いが止まらず面白いだろうなぁ〜って思ってしまった(*´ω`*)
最後の曲コープランドの「静かな都会」はトランペット&イングリッシュホルンの曲で秋月さんには普段からお世話になってるので、応援の為に来たそうです(笑)
今回のイングリッシュホルンはオケでは演奏する事が無いので、2年振りに引き出しから出してこの演奏会のお陰で出して演奏する機会が出来たとおっしゃってました。
確かにこの楽器はセカンドオーボエの大島さんの担当だものねぇ...(´・ω・`)
そう考えるとイングリッシュホルンの大森さんは超レアです。
ご陽気おしゃべりで大森さんが会場を盛り上げて秋月さん登場。
用意をする時に
「僕のリサイタルでは有りませんので」
と、ボソリと呟いてました。
舞台で話してる内容は丸聞こえみたいです(笑)
トランペットの秋月さんソロの4曲目はモリコーネの映画「ミッション」の「ガブリエルのオーボエ」
この曲ムッチャ聞いた事が有る!!と、思って家で確認したら映画音楽関係のCDで2枚有りました(笑)
そりゃぁ聴いた事がある筈(すぐに気づけよ)!!
大森さんの説明では、南米に行った宣教師がジャングルの中で何故かオーボエを取り出し演奏。
勿論そんな所で吹き始めたモノだから原住民が「何だ何だ!?」と、やって来てバキっ!!とオーボエが折られるシーンで演奏してた曲だそうです。
オーボエが効果的に使われたとおっしゃってました(笑)
秋月さんのトランペットが輝いて響き渡るようでした。
ジャングルの中と言うより夕方の広大な海に向かって吹いているイメージかな??
素敵な曲だから個人的に嬉しかったです(*´艸`*)
秋月さんが退場して舞台には又もや大森さん登場。
「オーボエとトランペットの共通点は?」と観客に質問。
...木管と金管のメイン楽器しか思いつかなかった(ーー;)
答えは倍音の構成が同じだそうです。へぇ ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
そんな訳でオーボエの代わりはトランペットでOKか?の実験コーナー
「幻想交響曲」の第三楽章の「野の風景」の舞台上がイングリッシュホルン。
舞台裏や2階席後方のオーボエと掛け合いの演奏をする場面が有るのですが、このオーボエをトランペットで代わりに演奏して聴こえるかの実験。
トランペットの秋月さんは、客席から見えない舞台裏から演奏しました。
大森さん演奏⇒秋月さん演奏。
だったのですが、ラッパ過ぎたので大森さん舞台裏に向かって
「オーボエらしく柔らかく吹いて下さーーーい」と指示。
秋月さん内心「無茶振りするなよぉぉーー!!ㅠㅠ」と、思ってたに違いないです。
「Take2行きま〜す」と、2回目の演奏。
今度は秋月さんの演奏を聴いてウンウンと満足げに大森さん頷いて演奏。
...が、演奏終わった後
「...ラッパでしたね」と、ボソリと一言。
秋月さんが舞台に登場した時に褒めてたけど、「講演会したら?」とツッコミが...
どうやら聞こえてたっぽい(。・_・。)
秋月さんが大森さんの事を「頭が良くて回転が早いから話が面白い」と言ってました。
ご本人言われるの嫌だとは思うケド、そういえば東大出身だから頭良いよね...
い、一応オーボエの代用にトランペットは可能???と、話は落ち着きました。
他に共通点としては、どちらも息を早く吐かなくてはイケなくて吐くスピードが同じ感覚なのだそうです。
大フィルのオーボエ奏者にもトランペット経験者が居ると言ってました。
誰だろう????(´⌒`;)
そして、最後の曲はこの曲を演奏する為に秋月さん(トランペット)&大森さん(イングリッシュホルン)の組み合わせのマグノリアになったコープランドの「静かな都会」。
この編成の為に書かれた曲だから、お互いの長所を生かしてて曲として完成されてたです。
そんなに聴いたことが無いのだけど、コープランドの曲はどの曲もアメリカンなカントリー音楽っぽい処が良い感じだなぁ〜って思います(*˘︶˘*).。.:*♡
個人的にはコープランドは「エル・サロン・メヒコ」を生で聴きたいけど無理かなぁ...
アンコールは名曲映画音楽のミッションの「ガブリエルのオーボエ」を今度は二人交互に演奏。
最初は秋月さんのトランペット、次が大森さんのオーボエ。
大森さん、ラストだからムッチャ煽るように吹くから盛り上がって(ウケて)マグノリアは終わりました。
トランペット&イングリッシュホルン(オーボエ)変わった組み合わせの編成だから又聴くのは難しいかも知れないけど、大森さん&秋月さんの組み合わせが良かったから又聴きたいなぁ〜(*˘︶˘*).。.:*♡
◆プログラム◆
ヴィヴァルディ:トランペット協奏曲 ニ長調
※トランペット&オーボエ
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調Hob.Ⅶe:1より 第二楽章
※オーボエ
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」より“あなたの声で心は開く”
※トランペット&イングリッシュホルン
モリコーネ:ミッション−ガブリエルのオーボエ
※トランペット
コープランド:静かな都会
◆アンコール◆
モリコーネ:ミッション−ガブリエルのオーボエ
※トランペット&オーボエ
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